歯科コラム5「歯周病と全身の病気」
6月19日(土)に放送されたNHKスペシャル「キラーストレス」をご覧になりましたか?
その中で動脈硬化の患者さんの血管を調べたところ血管の壁から本来は居るはずのない「歯周病菌」が居たことに触れていました。
別の文献ではリュウマチ患者さんの患部から全く関係のない「歯周病菌」がみつかったことが報告されています。
これはどういうことだと思いますか?
一見、全く関係のない病気が歯周病と何らかの影響を与えていることを示唆しています。
歯周病の人が全てこのような病気になるわけではありません。ただ、リスクが高くなることが明らかになっている以上、我々も放置できません。
歯周病はもはやただ、歯茎から血が出たり、歯がグラグラしてきて最悪の結果として歯を抜かないと行けなくなる病気ではなく、命に係わる可能性もでてきました。
しかし、歯周病の治療はとても地味で回数も時間もかかります。また、なかなか終わりがなく、メインテナンスが3か月から半年に一度行い末永くのお付き合いが大事なのです。
ですからなかなか根気よく通い続ける人が少ないのも事実です。
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意外ときれいに磨けてない人が多いもんです。
歯科コラム目次
歯科コラムについて
医院内を新しくバリアフリーにし、キッズスペースも設置しました。それに伴いHPもリニューアルしました。
新しいHPはご来院いただいている患者様にこんなことをもっと知っていただいてお口の中を理解していただいたらと日頃思いつつ、なかなかゆっくり診療時間内ではお話しできないようなことで、ご紹介できたらという思いからこのコーナーを設けました。
日々の生活に少しでもお役にたてれば幸いです。